「2024年12月にChatGPTの新たなプランが出たって聞いたけど?」
「月額200ドルの価値があるのか不安」
「結局どこが進化したのか知りたい!」
上記のような悩みをもつ人は、本記事をぜひ参照してみてください。
ChatGPTを提供するOpenAIは、2024年12月に月額200ドル(約3万円)の新プラン「ChatGPT Pro」をリリースしました。
新プランで使える「OpenAI o1(オーワン)」は、2024年9月にリリースしていた「o1-preview」から、処理速度や情報の正確性を大幅に向上させたモデルです。
より早く正確な回答を出せるだけではなく、専門的な知識が求められる内容や、複雑な問題にも対応できるということで注目を集めています。
本記事を読めば、ChatGPTの新たなプラン「ChatGPT Pro」について把握できるので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。
なお、エヌイチが運営する登録者5万人を超える「AI収益化ラボ」の下記の動画でも詳しく解説をしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
▼【最新情報】OpenAIが次世代モデル「o1」、ChatGPT Proを発表!!使い方・料金・稼ぎ方を徹底解説
ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)の重要ポイント3選
ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)モデルの重要ポイントは、下記の3つです。
- エラー率が下がり、処理速度が早くなった
- 4回検証した情報だけを出力するので信頼性が高い
- 高性能な画像認識ができる
- 無制限にo1モデルにアクセスできる
OpenAIによると、9月に発表された「o1-preview」より1.5倍程度の思考速度であるにもかかわらず、約30%程度大きな誤りが減少することがわかったとしています。
専門的な内容や正確性の高い情報を求める人にとっては、月額200ドルを払うだけの価値がある内容になっているのではないでしょうか。
また「o1-preview」では対応をしていなかった画像認識にも対応しており、これまで以上に高度な画像認識ができるようになっています。
【実演】ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)の画像認識をやってみた
o1のプロモデルの画像認識の性能を確認するために、実際にChatGPTで画像検索をしてみました。
ここでは、OpenAIの「12 Days of OpenAI:Day1」という題名で公開しているYouTube動画の一場面を切り取った画像を提供して、「これはなんの画像ですか?」と質問をしてみます。
上記のとおり、OpenAIの「12 Days of OpenAI:Day1」という題名で公開しているYouTube動画の一場面を切り取った画像であることをしっかり読み取ってくれています。
これだけだと性能がよくわからないため、「より詳細に教えてください」と伝えた結果、下記の文章が出力されました。
全体的な雰囲気や画面に映る内容など、写真を見るだけではなかなか気付けない部分も含めて読み取ってくれました。
回答結果をみればわかるとおり、非常に高度な画像認識をo1のプロモデルではおこなってくれることがわかりました。
ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)とほかのモデルを比較してみた
o1のProモデルがどれだけすぐれているかを確認するために、下記3つのモデルについて比較をしてみました。
- 4oモデル
- o1モデル
- o1プロモデル【今回リリースされたもの】
今回は下記のとおり、「東京都のマンホールの数は?フェルミ推定でやってください」と指示を出しました。
なお、フェルミ推定での一応の正解は44万個。実際の数は48万個であるため、44万〜48万個であれば正解だと考えていいでしょう。
4oモデルの出力結果
1つ目の、4oモデルの出力結果は下記のとおりです。
結論としては、132万個ですので、大きく数値がずれていますので、不正解であるといえるでしょう。
o1モデルの出力結果
2つ目の、o1モデルの出力結果は下記のとおりです。
結論としては100万個ですので、少し正解に近づいてきてはいますが大きく数値がずれているため、不正解であるといえるでしょう。
o1プロモデルの出力結果
3つ目の、o1モデルの出力結果は下記のとおりです。
結論としては46万個ですので、44万〜48万個の範囲で収まっているので正解といえるでしょう。
ほかのモデルが間違っているなかで、月額200ドルを使うことで使える最新のo1プロモデルでは正解を導くことができました。
今回の出力結果を見る限り、ほかのモデルよりも思考が深く、結論の妥当性も問題ないといえるでしょう。
ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)を体感して時代の波に乗ろう!
ChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)モデルは月額200ドルと比較的高価な金額のため、今は研究者や仕事で生成AIを活用している人向けの内容だといえます。
今後、Webブラウジングやファイルアップロードなどの新たな機能を追加していくと、OpenAIは発表しています。
OpenAIは、米国時間の12月4日から12日間(平日のみ)に毎日発表などをおこなう「12 Days of OpenAI」を開催中です。今回のChatGPT ProのOpenAI o1(オーワン)モデルは、そのうちの1日目の発表に当たるので、ぜひ今後の動向も注目してみてください。
今回の記事では出力比較について簡単に具体例を挙げました。
下記の動画では「【超難問】雪が降った時刻」という数学の問題を回答させたり、実務で使えるプロンプトを与えてそれぞれどのような回答が出るのかを答えさせたりしています。
「こんなにも違うのか!」と衝撃を受けること間違いなしの内容になっているため、気になる方は下記の動画をぜひご覧ください。