AI技術の進化にともない、YouTubeでの活用が注目されています。
しかし、「AIを使ったYouTubeは稼げないのでは?」という疑問を持つ方も少なくありません。
結論、AIを使ったYouTubeは稼げます。
本記事では、プロの視点からAIを活用したYouTube運営の現状と収益化のコツ、そして今後の展望を解説します。
YouTubeのプロがAIについて語った、エヌイチが運営するYouTubeチャンネル「AI収益化ラボ」の下記の動画も参照してください。
▼【コラボ対談】AIを使ったYouTubeは稼げない?日本No.1のYouTubeのプロが釈度無しで解答【YouTube集客チャンネル 菅野】【AI副業】【ChatGPT】
本記事では、動画の内容を踏まえてAIを使ったYouTube発信が稼げる理由について解説をしていきます。これからAIを活用してYouTubeを運用していこうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
AIを使ったYoutube発信は稼げない?
近年、AI技術の進化とともにYouTube動画制作の分野でもAIの活用が進んでいます。
AI画像を使ったショート動画やAIが原稿を読み上げる解説など、動画のバリエーションが増えていると感じる方もいるでしょう。
そこで、これまでのAIの特徴や現状を解説します。
2023年頃まではAIに懐疑的だった
2023年以前、YouTubeでAIの活用は多くはありませんでした。生成AIで作られた映像や音声には、いわゆる「AI独特のぎこちなさ」があり、視聴者が不自然に感じることが多かったためです。
AIで生成された音声や画像は、どことなく機械的でリアルさに欠けていました。そのため、視聴者は動画への没入感を得られず、AIコンテンツへの関心も高くありませんでした。
また、2023年以前のAIはBOT要素が強く、台本作成や動画編集の分野で十分な役割を果たせるほどの精度を備えていなかったのも理由の1つです。
当時のAIは複雑な文脈を理解する力が弱く、長文を扱うと不自然な表現や誤解を招く箇所が多くありました。こうした理由から、プロのYouTuberやコンテンツクリエイターの中にはAIの活用に懐疑的な人が多くいました。
ChatGPT4oが登場して「来るな」と思った
2024年5月に登場したChatGPT-4oは、これまでのAIの弱点を大きくカバーし、YouTubeのコンテンツ制作の環境を大きく変えました。ChatGPT-4oは自然な対話能力や文章生成力を備えており、プロのクリエイターでも驚くようなクオリティの台本を簡単に作成できるようになったためです。
ChatGPT-4oは台本制作のみならず、テーマの設定や構成の組み立てなど、コンテンツの基盤となる部分でも活用されるようになりました。『YouTube集客チャンネル』で活動する菅野氏もChatGPT-4oを利用し、その優れた性能を実感したと下記の動画で語っています。
【コラボ対談】AIを使ったYouTubeは稼げない?日本No.1のYouTubeのプロが釈度無しで解答【YouTube集客チャンネル 菅野】【AI副業】【ChatGPT】
菅野氏は、生成AIの導入によってアイデアをより早く形にできるようになり、制作時間の短縮やコンテンツの質の向上を実現しています。人間と変わらない自然さが実現されたことから、生成AIの活用が今後も増えていくことが確実視されています。
AI×Youtubeでバズっているショート動画が増えた
2023年以降、AIを活用したショート動画が急速に人気を集めるようになり、バズる動画が続出しています。
具体例として、生成AIで作られた鳥の動画や都市伝説をテーマにしたコンテンツが数百万回の再生数を記録し、瞬く間にフォロワーを集めています。とくに都市伝説のチャンネルの方は作成してまだ1年経っていませんが、すでにチャンネル登録者数は25万人です。
こうした成功例は、AIコンテンツが視聴者の関心を引くための新たな手法の1つになっていることを示しています。AIによってバズりやすいコンテンツが手軽に作れるようになったことで、クリエイターが自分のアイディアを実現しやすくなりました。その結果、さまざまなクリエイターが話題性のある動画を作成できる時代が到来しています。
今後もAIを使ったショート動画がYouTubeでのトレンドとして注目され、稼げるYoutuberは増えていくでしょう。
AIを使ったYoutubeで稼ぐために必要な3つのコツ
AIを活用してYouTubeで収益を上げるためには、視聴者が飽きずに最後まで動画を視聴し続ける工夫が欠かせません。収益化できずに悩んでいる方向けに、YouTubeで稼ぐために必要な下記の3つのコツを解説します。
- 視聴維持率を上げるための台本力
- 高品質な画像や映像
- 視聴者に刺さるサムネイル
いずれもYouTubeを伸ばすために重要なコツであるため、それぞれ確認していきましょう。
視聴維持率を上げるための台本力
視聴維持率を高めるための第一のポイントは、「台本力」です。視聴者が動画を最後まで観てくれるかどうかは、ストーリー展開や構成の工夫にかかっています。
どんなに綺麗な画像を使用しても視聴者の興味を惹く構成になっていない動画は離脱されてしまうためです。ただ情報を羅列するだけの単調な動画を最後まで見続けたいとは思えないでしょう。
企画の段階で、視聴者にとって「この動画を観る価値はどこにあるか」を明確にすることが大切です。視聴者の興味を引きつける動画冒頭を考え、最初の数秒で視聴者に「この動画は面白そうだ」と感じさせるのも台本力の1つです。
さらに、重要な情報や意外性のある内容を動画の随所に配置して、視聴者が先を知りたくなるような構成を心がけましょう。
高品質な画像や映像
AIを活用しても、画像や映像の品質が低いと視聴者は途中で飽きてしまいます。どれだけ視聴者の視覚に訴えられるかは、見る人の満足度と視聴維持率に大きく影響するため、映像や画像の質を高めることを意識しましょう。
画像生成が苦手な方は、AI画像生成ツールを使ってリアルな画像を作成してから動画生成AIで動きをつけるのがおすすめです。AIツールはそれぞれ役割があるので、1つのツールで全て作成するよりも画像生成AIや動画生成AIのように使い分けていくと高品質な動画を作成できます。
動画制作は時間がかかるのでつい楽をしたくなってしまいますが、妥協せずに視聴者のためになる動画を作っていきましょう。
視聴者に刺さるサムネイル
視聴者が動画を視聴するかどうかは、サムネイルの良し悪しにかかっています。動画の再生数を伸ばすためには、視聴者の興味を引きつけ、思わずクリックしたくなるサムネイルが必要です。
サムネイルを作成する際には、ただ動画内容を記載するだけではなく、視聴者が「この動画を見てみたい」と思わせる以下のような仕掛けを入れましょう。
- サムネイルの中に伝えたいキャッチコピー
- その視聴者にイメージとして伝えたい画像
リアルな画像生成が可能なAIツールを使えば、訴求力のあるサムネイルを短時間で作成でき、プロ並みのサムネイルを作成できます。
プロのクリエイターたちは「サムネイル6割、動画4割」とも言い、サムネイルが動画の再生数に大きく影響していることを理解しています。
【未来予想】AIを使ったYoutubeで稼げるか?
AI技術が急速に進化する中、YouTubeの動画制作にもその影響が及び、将来的にはAIだけで高品質な動画制作が実現する可能性が高まっています。
多くの動画クリエイターが今後どうなっていくのかの未来を考えていますが、現場のプロはどのような予想を描いているか気になりますよね。
今後のAIとYouTubeがどうなっていくか、プロの意見を紹介します。
AIだけで映画みたいな高品質なYoutube動画を作れる未来もくる
生成AIの発展は今後も続き、映画クオリティ並みの動画が制作される未来が訪れると予想されています。AIが台本や映像生成を自動化し、映画のようなシナリオや高品質な映像がAIの活用によって実現されるでしょう。
従来の動画制作にかかっていた膨大な時間やコストは削減され、個人クリエイターがプロと同様のクオリティのコンテンツを発信できる環境が来る未来もあると菅野氏は解説していました。
高品質コンテンツの量産が可能になると、視聴者に新たな視覚的楽しみを提供できるようになるので、エンタメ性と収益性の両立を図りやすくなります。
今後さらにAIを使った高品質な動画が求められる
AI技術の進化が進んでいる現在は、視聴者の期待も上がってきています。視聴者が高品質な動画に慣れていくと、YouTube動画でもより精度の高い映像や音声を駆使したコンテンツが求められるようになります。
視聴者が映画やドラマと同等のクオリティを期待するようになると、個人クリエイターもその期待に応えるためにAIを使って高品質な動画を提供しなくてはいけません。
AIを使った高品質な動画は、視聴者が動画に費やす時間を増やし、視聴維持率の向上に大きく貢献します。視聴者の期待に応えるYouTube動画を提供するためには、今後はAIを活用したYouTubeチャンネル運用がポイントとなるでしょう。
ハウツー動画はAIを使うか解説にいくかで分かれる
ハウツー動画では、今後AIを活用した効率的な情報提供が進む一方で、専門家による詳細な解説を重視する動画のニーズも続くと考えられます。
AIを活用したハウツー動画は、「短時間で学べる動画」や「特定の情報に絞った解説」などのコンテンツに最適です。AIによって台本が整理され、短時間でも必要な知識を得られるため、忙しい視聴者にとっても有益です。
一方で、深い知識や経験にもとづいた実用的なアドバイスが求められる分野では、専門家の解説が重視される傾向も根強くあります。したがって、ハウツー系YouTubeチャンネルを運営するクリエイターは、視聴者が求める情報の内容やターゲットに応じてAIを取り入れるか、専門家の解説にするかを検討しましょう。
AI技術が進化する中で、YouTubeでのAI活用には多様な可能性が広がっており、視聴者のニーズや動画の内容に応じた柔軟な戦略が求められます。
AIを使ったYoutubeは今後も稼げるジャンル
プロの視点から見ても、AIを活用したYouTube運営は今後も収益を上げる可能性が硬いと見られています。AI技術の進化によってコンテンツ制作の幅が広がり、新たな収益モデルの構築も期待できます。
ただし、AIの活用だけではなく、視聴者のニーズを的確に捉えた企画や最後まで視聴しやすい台本作りは欠かせません。AIを活用したYouTube運営は、適切な戦略と努力次第で大きな成果を上げることが可能です。
まだ収益化できていない方は、AIを使ったYouTubeの情報を集め、チャンネル運営に取り入れてみましょう。