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ChatGPTで領収書を発行する方法は?作成時のポイントや注意点も解説!

ChatGPTはドルでしか月会費を払えないものの、日本で使える領収書の発行は可能です。その機能を利用して確定申告などを簡略化したいと思いつつ、以下のような悩みを持つ方も多いでしょう。

「ChatGPTで領収書を発行するやり方がわからない」
「作成時の注意点も知りたい」

そこで今回は、ChatGPTで領収書を発行する手順や注意点を解説します。

【記事を読んで得られること】

  • ChatGPTで領収書を発行する前に知っておくべきポイント
  • ChatGPTで領収書を発行する方法
  • ChatGPTの領収書発行でよくあるトラブルと解決策

ChatGPTの領収書発行におけるトラブルの解決方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ChatGPTで領収書を発行できる!事前に押さえておくべきポイント3つ

ChatGPTの領収書を発行するうえでは、以下のポイントを押さえておく必要があります。

事前に押さえておくべきポイント3つ
  • 「領収書」の要件
  • ChatGPTでかかる費用の内訳
  • ChatGPTの領収書は経費として計上可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

「領収書」の要件

そもそも領収書とは、金銭の受け渡しが行われた際、支払者が支払い内容を記録・証明するための書類を指します。基本的に以下の情報が記載されており、帳簿や確定申告書類の作成で欠かせない書類です。

  • 金額
  • 支払日
  • 取引内容
  • 受領者名

似たような書類として「レシート」があげられますが、税務上では両者に違いはなく、どちらも「金銭の受取書」に該当します。

ただ、レシートには受領者名などが掲載されないため、法人や個人事業主が例年行うべき会計処理や税務申告では、領収書の方が管理しやすくなるでしょう。

ChatGPTでかかる費用の内訳

ChatGPTでかかる費用は、利用プランによって異なります。

それぞれのプランの料金は以下のとおりなので、今後経費計上するうえでは押さえておくのがおすすめです。

プラン名月額料金
ChatGPT無料
ChatGPT Plus20ドル
ChatGPT Team25ドル
ChatGPT EnterPrise利用人数によって変動

上記に加え、現在は月額200ドルのProプランも設けられています。

プランごとの月額料金こそ異なるものの、領収書発行における手順は全て同じです。領収書発行の具体的な手順については後で詳しく見ていきましょう。

ChatGPTの領収書は経費として計上可能

ChatGPTの利用料金は、経費として計上可能です。

たとえば、文章作成、顧客対応、自動化ツールの一環としてChatGPTを利用している場合、月会費を「通信費」や「外注費」として分類できます。

経費計上を行う際はChatGPTを利用した月分の領収書を全て準備する必要がありますが、後述する手順で簡単に作れるので、そこまで大きな負担は発生しないでしょう。

なお、ChatGPTの領収書には、支払額や利用期間、サービス内容といった情報が明記されているため、証拠書類としても使えます。

法人はもちろん、個人事業主・フリーランスとして青色申告を行う場合にも、ぜひ押さえておきたい機能と言えます。

ChatGPTで領収書を発行する具体的な手順

ここからは、ChatGPTで領収書を発行する具体的な手順を解説します。

ChatGPTで領収書を発行する具体的な手順
  • ChatGPTへログインする
  • 「サブスクリプション」をクリックする
  • 発行したい領収書のステータスが「支払い済み」になっていることを確認する
  • ダウンロードをクリックしてPDF形式の領収書を受け取る

それぞれのステップを解説するので、画面ごとの操作をチェックしましょう。

1.ChatGPTへログインする

まずはOpenAIの公式サイトへアクセスし、自分のアカウントにログインします。

ChatGPTを利用する際に作成したメールアドレスとパスワード、またはGoogleアカウントやMicrosoftアカウントを使用してください。

ログイン後に管理画面へアクセスすることで、利用状況や請求情報を確認できます。

2.「サブスクリプション」をクリックする

ログイン後、画面上部にあるアイコンをクリックし、「サブスクリプション」をクリックします。

右下の「管理」に進むと現在契約中のプランやこれまでの支払い状況が表示されます。もしこれまでに有料プランを使っていれば、支払日や料金などが掲載されているはずです。

3.発行したい領収書のステータスが「支払い済み」になっていることを確認する

管理項目を開いたあとは、発行したい領収書のステータスが「支払い済み」になっているかチェックしましょう。

ChatGPTでは、支払いステータスが「未払い」になっている領収書の発行はできず、「支払い済み」の領収書のみ発行可能。特定の月や年を選んで検索し、領収書と同時に過去の支払い履歴もチェックしてみてください。

4.ダウンロードをクリックしてPDF形式の領収書を受け取る

ステータスを確認したら、該当する支払い項目をクリックして詳細を開きます。この時、画面下部にダウンロードの選択肢が表示されるので、領収書の方を選びましょう。

「ダウンロード」ボタンをクリックすると、領収書がPDF形式で自動的にダウンロードされます。

先に内容を確認したい場合は、「請求書の詳細を表示」で内容が展開されるので、ダウンロードの前に一度チェックしておくのがおすすめです。

ChatGPTの領収書における注意点

ChatGPTの領収書における注意点は、以下のとおりです。

ChatGPTの領収書における注意点
  • 支払いは原則クレジットカードでしか行えない
  • 円表記の領収書には対応していない
  • 料金は毎月為替レートによって変化する

それぞれの注意点や、対応するための方法を解説します。

支払いは原則クレジットカードでしか行えない

ChatGPTの利用料金の支払いは、基本的にクレジットカードでしか受け付けてもらえません。銀行振込やデビットカード、電子マネーといった他の決済手段には2024年時点で対応していないため、注意しましょう。

法人の場合はビジネスカードを使うのが基本ですから、そこまで注意する必要はありませんが、個人事業で使う方は注意してください。

円表記の領収書には対応していない

ChatGPTの料金は基本的にドル(USD)で請求され、領収書もドル表記で発行される仕組みです。そのため、日本国内で会計処理を行う際は、為替レートにもとづいて円換算する必要があります。

そして、円換算が必要な領収書では、為替レートをもとに自社で計算した換算額を記録しなければなりません。

ChatGPTに計算させたいところですが、為替における最新情報は取得・参照できないため、専用の通貨換算ツールを活用するのがおすすめです。

料金は毎月為替レートによって変化する

ChatGPTはドル建てのため、為替レートによって毎月の支払い金額が変化します。円安が進行した場合、日本円で支払う料金が増加し、結果的に支払い金額は大きくなるかもしれません。

そのため、ChatGPTを利用するときは、為替レートにより月ごとの利用料金が変動する前提で予算の計画を立てる必要があります。

プラン別の利用金額は固定となっているため、毎月の領収書に記載されている金額をチェックし、翌月は余裕を持って記載金額+2〜3ドルの予算を準備すると良いでしょう。

ChatGPTの領収書発行でよくあるトラブルと解決策

次は、ChatGPTの領収書発行でよくあるトラブルを解説します。

領収書発行でよくあるトラブル
  • 「マイプラン」ページをクリックできない
  • 領収書のフォーマットを修正したい
  • クレジットカードの引き落としが反映されていない

それぞれの解決策も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

「マイプラン」ページをクリックできない

領収書を発行するためにアクセスする「マイプラン」をクリックできない、もしくは正常に表示されない場合、使用中のブラウザに原因があるかもしれません。

まずはブラウザのキャッシュをクリアして再度表示を確認し、改善しない場合はブラウザを最新バージョンに更新してみましょう。

それでも改善しないなら、スマホアプリなどの別のブラウザでも試してみてください。

上記の方法でも解決しない場合、OpenAIの公式サポートに問い合わせる必要がありますが、その際は事前にスクリーンショットを取っておくとスムーズに進められます。

領収書のフォーマットを修正したい

ChatGPTの領収書フォーマットは固定されており、基本的に自社の仕様に合わせて編集することはできません。

この点はユーザー側で解消するのが難しいため、今後編集機能などが設けられない限り、現行の書式で使う他ないでしょう。

クレジットカードの引き落としが反映されていない

ChatGPTでは、クレジットカードで支払いをしたにもかかわらず、領収書の発行ページでステータスが「支払い済み」と表示されないケースがあります。

その場合、クレジットカードの引き落としが反映されていない可能性があるため、まずは利用明細を確認し、実際に利用料が引き落とされているかをチェックしてください。

支払いが終わってもステータスが更新されていないときは、システム反映自体が遅れているのかもしれません。引き落としが反映されていない月のスクリーンショットを撮って、OpinAIに問い合わせましょう。

ChatGPTの領収書に関してよくある質問

最後に、ChatGPTの領収書に関するよくある質問を見ていきます。

ChatGPTの領収書に関してよくある質問
  • ChatGPTの領収書はメールでも受け取れる?
  • ChatGPTの領収書の宛先は本名以外でも問題ない?
  • OpenAIのAPIを使ってChatGPTの領収書を受け取る方法はある?
  • ChatGPTの領収書を複数のアカウントから発行しても問題ない?
  • ChatGPTで領収書と同時に請求書も発行できる?

それぞれ詳しく解説します。

ChatGPTの領収書はメールでも受け取れる?

2024年12月時点で、ChatGPTから領収書をメールで受け取る機能は実装されていません。

ただ、少し手間はかかるものの、PDF自体を自分でメールに添付すれば第三者への送信自体は可能です。

ChatGPTの領収書の宛先は本名以外でも問題ない?

領収書の宛先は強く指定されているわけではありませんが、経費処理や税務申告に使用する場合、実際の利用者を特定できるよう、本名を記載しておくのがおすすめです。

ただ、ChatGPTの領収書にはアカウントの登録者名が記載されますから、必然的に企業名になるはずです。それを踏まえると、過度に気を配る必要はないかなと思います。

OpenAIのAPIを使ってChatGPTの領収書を受け取る方法はある?

2024年12月時点、ChatGPTにはAPIを通じて直接領収書を取得する機能は実装されていません。

なお、APIの利用料金は別会計となりますが、これは通常プランと同様に処理されるので、ほぼ同じ手順でダウンロードできます。

ChatGPTの領収書を複数のアカウントから発行しても問題ない?

C複数のアカウントから領収書を発行しても問題ありません。

ただし、法人がChatGPTを利用する際は同じクレジットカードで複数アカウントを登録するケースもありますから、発行された領収書を一括管理する仕組みは整えておくべきです。

ChatGPTで領収書と同時に請求書も発行できる?

同時発行はできませんが、両方のダウンロードボタンが設けられています。一度に発行することも可能なので、必要に応じて活用してみてください。

確定申告に備えてChatGPTの領収書を発行しておこう

この記事では、ChatGPTの領収書を発行する手順について解説しました。有料版ChatGPTの利用料は、法人だけでなく個人事業主やフリーランスでも経費として計上可能です。

【ChatGPTで領収書を発行する手順】

  • ChatGPTへログインする
  • 「サブスクリプション」をクリックする
  • 発行したい領収書のステータスが「支払い済み」になっていることを確認する
  • ダウンロードをクリックしてPDF形式の領収書を受け取る

ChatGPTの領収書発行における手順は難しくないものの、発行時には日本円での金額算出における注意点を知っておく必要があります。領収書発行におけるよくあるトラブルや質問もチェックし、スムーズな書類準備に役立てましょう。

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