SNS運用や資料作成においてYouTubeは大変有用な情報源ですが、より効率的に情報収集するために文字起こしを検討する方も多いでしょう。
もちろんAI活用によって簡略化できるものの、以下のような悩みを抱える方も少なくありません。
「AIでYouTube動画を文字起こしする方法がわからない」
「YouTubeを文字起こしできるツールを知りたい」
そこで今回は、YouTube動画を文字起こしできるAIツールや具体的な活用方法などを解説します。
【記事を読んで得られること】
- AI文字起こしツールの活用方法
- YouTubeをAIで文字起こしする時の注意点
- YouTubeを文字起こしできるAIツール
今回は実際に文字起こしツールを利用する際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeの文字起こしができるAIツール5選

まずは、YouTube動画を効率よく文字起こしできる主要AIツールを紹介します。
- Whisper
- YouTube Summary with ChatGPT
- PowerDirector
- Google Gemini 1.5 Pro
- Gladia
それぞれの特徴と実務的な活用ポイントを合わせて解説します。
Whisper

参照:whisper
WhisperはOpenAIが提供する高精度の音声認識モデルで、多言語対応と高いノイズ耐性を備えています。YouTube動画の音源を抽出し、テキスト化する際の精度が安定しており、専門用語や英語アクセントにも強いのもおすすめできる理由と言えるでしょう。
また、無料で利用できる機能も多く、導入コストを抑えたい場合にも適しています。
一方、利用時には音声をダウンロードして処理する必要があるため、手順に慣れが必要です。処理速度も利用環境に依存することがあり、長時間動画では時間を要することもあります。
YouTube Summary with ChatGPT

参照:YouTube Summary with ChatGPT
YouTube Summary with ChatGPTは、YouTube動画の文字起こしを自動で取得し、そのままChatGPTで要約できる拡張機能です。動画ページにアクセスするだけで文字起こしパネルが表示され、内容の把握や資料作成を効率化できます。
拡張機能として導入できるため操作が簡単で、日常的に動画から情報収集を行うユーザーに向いているでしょう。
ただし、動画側に字幕が用意されていない場合や音声が不明瞭な場合は、精度が低下するケースがあります。そのため、簡易的に文字起こしと要約をセットで行いたい場合に特に有効なツールです。
PowerDirector

PowerDirectorは動画編集ソフトとして知られていますが、AI音声認識による文字起こし機能も搭載しており、動画編集とテキスト化を一つのツールで完結できます。
音声から直接テロップを生成できるため、YouTube動画の編集効率が大幅に向上します。また、話者の判別やタイムスタンプの自動付与にも対応しており、編集作業の下準備として重宝するでしょう。
一方で、長時間動画では処理負荷が高く、PCスペックによって速度が左右される点には注意が必要です。また、専門用語が多い場面では認識精度にブレが出ることがあります。
Google Gemini 1.5 Pro

参照:gemini
Google Gemini 1.5 Proは大規模なマルチモーダルモデルで、音声や動画からの文字起こしを高精度で実行できます。YouTubeリンクをそのまま入力するだけで要約や分析まで行えるため、情報抽出のスピードが非常に速く、ビジネス用途との相性も高い点が特徴です。
特に長尺動画の処理能力が強く、文章化から要点整理までを一気通貫で行いたい場面で役立つのではないでしょうか。
また、認識精度が高くノイズにも強いため、情報の信頼性を重視する利用者に向いています。 一方で、利用には有料枠やアカウント設定が必要な場合があり、導入コストを事前に調べてから良く検討してください。
Gladia

参照:gladia
Gladiaは高精度の音声認識APIを提供するサービスで、多言語対応と雑音下での認識性能が特徴です。
YouTube動画の音声を取り込み、短時間でテキスト化できるため、大規模な文字起こし作業や業務フローへ組み込みやすいでしょう。APIベースのため、他ツールや社内システムとの連携が容易で、大量処理を必要とする現場でも運用しやすい利点があります。
ただし、設定や導入には一定の技術知識が必要で、個人利用には少しハードルが高い場合があります。また、導入規模によってはコストが増えることもあるため、大規模運用したい事業者におすすめです。
【ChatGPT】AIツールでYouTube動画を文字起こしする方法

次は、YouTube動画をChatGPTと拡張機能を使って文字起こしする具体的な手順を解説します。YouTube Summary with ChatGPTを利用して効率よく文字起こししていく流れです。
- 拡張機能をChromeに追加する
- YouTube動画を開き、拡張機能を起動する
- 表示された文字起こしを確認する
- ChatGPTで内容を要約する
この方法は、動画を視聴しながらメモを取る必要がなく、業務の情報整理や資料作成のスピードが大幅に向上します。特に長尺コンテンツでは全文の読み取りと要点抽出を自動化できるため、作業負荷を大幅に軽減できるでしょう。
①YouTube summary with ChatGPTをChromeに追加する
YouTube Summary with ChatGPTを利用するためには、まずChromeウェブストアから拡張機能を追加します。検索バーに名称を入力し、表示された拡張機能のページから追加ボタンをクリックするだけでセットアップは完了します。

参照:YouTube Summary with ChatGPT
インストール後はブラウザ右上にアイコンが表示され、YouTube閲覧時に自動で文字起こしパネルが利用できる状態になります。
拡張機能を利用するメリットは、手動作業なしで文字起こしを開始できる点です。 導入の敷居が低く、技術知識が不要なため、誰でもすぐに使い始められるでしょう。
②YouTubeを開いて拡張機能を起動する
拡張機能を導入したら、文字起こししたいYouTube動画を開いて拡張機能のアイコンをクリックしましょう。最初の画面ではAIのモデルを選べるので、好きなものを押してください。

参照:YouTube Summary
動画ページを読み込むと、画面右側または下部に拡張機能のパネルが自動で表示されます。特別な操作は不要で、パネル内のボタンをクリックするだけで文字起こしが開始されるはずです。

参照:youtube
YouTube側の字幕設定に依存せず、動画に字幕がなくてもテキスト化できる利点があり、動画の再生状況に合わせて文字起こしがリアルタイムで進行するため、内容を確認しながら作業できるでしょう。
③文字起こしを確認する
文字起こしが開始されると、動画の内容がテキストとしてパネル内に表示されます。話している内容がリアルタイムで文字化されるため、動画を最後まで視聴しなくても全体の流れを素早く把握できます。
スクロールして任意の部分を読み返したり、重要箇所だけを確認することも可能で、情報整理の効率が大幅に向上するでしょう。
ただし、専門用語や固有名詞は変換が不安定になる場合があるため、誤変換が生じていないか適宜チェックしなければなりません。 特に資料作成など外部共有を前提とする場合は、文脈の調整や簡単な修正を行うことで品質が安定します。
④文字起こしを要約する
文字起こしを取得したら、その内容をChatGPTに入力して要約を作成します。全文を貼り付けるだけで動画のポイントや結論を短時間で整理でき、資料作成やメモ取りの時間を大幅に抑えられrでしょう。
特に長尺動画では、情報量が多いほど要約のメリットが大きく、必要な部分だけを効率よく抽出できます。要約は箇条書き、概要説明、用途別のまとめなど、目的に応じて形式を指定できます。また、追加質問をすることで内容の深掘りや再整理も可能です。
文字起こしから要点抽出までを一貫して処理できるため、作業効率と理解度がどちらも向上します。
YouTubeをAIで文字起こしする時の注意点

次は、YouTube動画をAIで文字起こしする際に気をつけたいポイントを解説します。AIを使うと作業は効率化できますが、情報の扱い方や認識精度の問題など、事前に理解しておくべきリスクも存在します。
- 個人情報をインプットさせない
- 認識精度に限界がある
- 漢字の誤変換がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
個人情報をインプットさせない
AI文字起こしを利用する際は、動画内に個人情報や機密情報が含まれていないかを必ず確認する必要があります。外部AIサービスにアップロードする場合、音声データがサーバーで処理されるため、意図せず内部情報を共有してしまうリスクがあるからです。
特に社内会議や顧客対応の録画などは、取り扱いに細心の注意が必要です。文字起こし後のテキストをAIに再入力する場合も同様で、氏名・住所・連絡先などの個人情報を入力しないようにしましょう。
認識精度に限界がある
AIによる文字起こしは便利ですが、音質や話者の発音、話すスピードなどの条件によって精度が大きく変動します。
雑音が多い環境や複数人が同時に話している場面では誤変換が発生しやすく、完全な精度を期待するのは難しい場合があります。また、専門用語や固有名詞を正確に認識できないケースも多く、追加の修正作業が必要です。
そのため、AIでの文字起こしは生成結果をそのまま利用するのではなく、内容の確認や文脈を調整するようにしましょう。特にビジネス用途では、情報の正確性が求められます。
漢字の誤変換がある
AI文字起こしでは、音声をもとに自動で漢字を当てるため、文脈に合わない漢字変換が発生することがあります。特に同音異義語が多い日本語では、イントネーションの揺れや話し手のクセによって誤った漢字が選ばれやすく、意味が異なる文章になってしまいやすい点に注意しましょう。
また、専門用語や固有名詞が続く場面でも変換精度が下がりやすい特徴があります。完成したテキストは必ず読み返し、誤変換がないかを重点的にチェックするようにしてください。
文字起こしAIツールでマネタイズする方法

ここからは、AI文字起こしを収益化につなげる具体的な方法を解説します。文字起こしは需要が高く、業務効率化の文脈でも活用されるため、スキルがなくても始めやすい分野です。
- 会議やインタビューの文字起こし代行
- YouTubeやPodcastの台本化サービス
- AI活用を支援する業務効率化コンサルティング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
会議・インタビューの文字起こし代行(BtoB受託)
会議やインタビューの文字起こし代行は継続的な需要が見込めるサービスです。
企業や個人事業主が議事録作成、取材記事制作、研究データ整理などで利用するため、案件の幅が広い点が特徴。AIを活用すれば大量の音声データも短時間で処理でき、人は整文や誤変換の修正に集中できるため、作業効率が大きく向上するでしょう。
また、スピードと精度を両立できる点がクライアントからの評価につながりやすい領域です。 定期案件に発展するケースも多く、副収入として安定しやすいのもメリットと言えます。
YouTube・Podcastの台本化サービス
YouTubeやPodcastの台本化サービスは、発信者が増えている現在、ニーズが拡大している領域です。動画や音声の内容を文字起こしし、構成を整えて台本として再構築することで、次の収録や編集に活かせる形にまとめるサービスです。
AIを活用することで長尺コンテンツでも短時間で初稿を作成でき、人は構成調整や読みやすさの改善に集中できます。
特に、運用代行者などは台本作りに時間を取られやすく、作業の外注ニーズは高いと言えます。テーマ整理、話す順序、強調ポイントなどを整えると、発信者の負担が大幅に減るでしょう。
業務効率化サービス(AIコンサルタント業務)
AI文字起こしをきっかけに、企業の業務フロー全体を最適化するコンサルティングへ発展させることも可能です。会議録作成、情報整理、企画書の下書き生成など、AIを活用した効率化ポイントを提案し、実際の運用までサポートするサービスとなります。
特に中小企業ではAI導入が進んでいないケースも多く、改善余地が大きいことから高単価化しやすい傾向。
さらに、社内で繰り返し発生する作業をAIに置き換える提案は導入価値が高く、クライアントの業務内容をヒアリングし、適切なAIツールを選定・導入するだけで付加価値が生まれるでしょう。
YouTubeのAI文字起こしでマネタイズしたいならChatGPT道場へ

本記事では、AIを使ってYouTube動画を文字起こしする方法や具体的なツールを解説してきました。
YouTubeはSNS運用や情報収集におけるリサーチ媒体として活用されており、AIで文字起こしすることでさらに効率化できます。
【YouTube動画を文字起こしできるAIツール】
- Whisper
- YouTube Summary with ChatGPT
- PowerDirector
- Google Gemini 1.5 Pro
- Gladia
上記に加え、今回触れてきた注意点も参考にすれば、より精度を高めて作業を進められるでしょう。
もちろん、この技術はマネタイズにおいても有用です。もし詳しいやり方を覚えたい場合は、ChatGPT道場で学んでみてください。



